1年9ヶ月ぶりのレースに臨んだフィフティーワナー、シンガリの14着でした。
雪の舞う府中のパドックでワナーが現れてからレースが始まるまで、なんだかふわふわした
感じというか、ワナーが復帰する事に対してまだ実感が湧かないというか…
今まで味わった事のない感触だったなぁ
おかげさまでパドックで取った写真がほとんどピンボケしてたという。
レースを見てるときも、とにかく無事に回って来い、無事に帰って来いと。
馬以上に出資者の方がレースに対する気持ちが出来上がってなかったのではないかという(笑
肝心のレースの方は、上でも書いたけど、離されたシンガリ負け。
これは芝がどうとかダートがどうとか言うより、心身ともにレースに臨む状態ではなかったかな
実際、乗ってた岩田も「レースが終わった後もケロっとしてる。今日は回ってきただけで
直線も無理に押さず、芝のいいところいいところを選んで走った 」と。
このレースを使う事によって馬体も気持ちも変わってくるだろうし、そう遠くない将来、
本来の走りを見せてくれればいいなと思う。
しかし、俺が想像してたよりずっとワナーは人気して、相当のお金がつぎ込まれていたよう。
期待して馬券買ってくれた人に、回ってくるだけと言うレースをしてしまったことは本当に
申し訳ないと思う。
わざわざ府中遠征までしてくれた岩田にも。
2:02.6
1着のヨイチサウスから2秒離されたシンガリ負け。
この結果を受け止めて、新しいスタートとしてまた、ここから始めよう。

平安S、東京新聞杯、根岸Sを予定通り見送り白富士Sに登録してきたフィフティーワナー。
サンツェッペリン、ヤマニンアラバスタなど強豪オープン馬も登録するレースとなり、楽な戦いにはなりそうもないね。
今回は2年近い休養明け、かつ初の芝レースと言うことでまずは無事に回ってきて欲しいと言う思いも強い。
これはほんと馬券買ってくれる人に申し訳ないのだが、これだけの長期休養明けだと調教だけでは馬が仕上がらない(特に気持ちの面で)。
なのでレースを使って調子を上げざるを得ないわけです。
もちろん好勝負してくれるに越したことはないけど、とにかく無事にという事と、できれば次に繋がるような走りを。
で、気になるのは府中の高速馬場。
3歳の500万平場で2分25秒台が出たように、現在の府中の芝は高速馬場。
先週の降雪で少しは高速化も解消されるかもしれないが、それでも脚元に掛かる負担は大きいのではないだろうか
今週末はできるだけクッションの効いた良い馬場で走らせてやりたいと切に望みます。
もうひとつ気になる点。
鞍上予定の岩田騎手。 皆さんご存知のように追える騎手です。
ズブい馬もぐいぐい動かすリーディングジョッキーですな
もちろん岩田が乗ってくれるのは嬉しいんだけど、なんつっても今回は休み明け。
できれば当たりの柔らかい騎手に乗ってもらって無理せず回ってきて欲しいなと思ってた。
例えれば故障したプロ野球選手が軽いキャッチボールから初め、ランニング、シートバッティング、ノック・・・
とひとつずつステップを踏んで復帰への道を歩んでように。
が、復帰戦の鞍上が岩田と言うことはだ。
復帰初日で
特打ち3時間&至近距離からの1000本ノック
もうこれくらいのインパクトはあるのではないかと思うわけですよ。
岩田〜 頼むぞ ほんとに。
今年も世界最高峰のG1レース、ドバイWCの登録馬が発表されました。
今年もヴァーミリアンを筆頭に、そうそうたる面子がエントリーしてますな
で、フィフティーワナーが登録されちゃってますねぇ
ドバイWCだけでなくてシーマクラシック、デューティフリー、ゴドルフィンマイルにも登録。
もう登録できそうなところは全て登録したって感じですけど、これには本気で出走する意志があるとは思えない。
実績から言っても選出されるわけないし、もし選出されても長期休養明けの馬をドバイまで遠征させるとも思えんし。
じゃぁなんで登録なんてしてるんだといったら、一言で言えば期待の表れかと。
「実績はどうあれ、俺はこの馬にこれくらいの期待をしてるんだ」という陣営の意思表示だと思います。
ヴァーミリアンやらウオッカ、そういう馬とも戦える馬であって欲しいって言う。
実際、ワナーがそれくらいの器なのかどうかは全く見当がつかないところでありますが
安田隆厩舎関係者がそれくらい期待してくれてるってのは悪い気はしないよね
ちなみに
厩舎にいる馬を手当たり次第ドバイに登録する森厩舎
が愛馬にどの程度の期待を掛けているのかは不明です。
条件馬登録とか、ちょっと… ねぇ。
あ ご挨拶遅れましたが今年もよろしくお願いします!
ちなみにすごく高かった(金額も期待も)3歳馬ロビュスト&ダークエナジーは年明けても
まったくデビューの目処が立たず、2008年はどうなっちゃうのかなーって少し涙目です。
さて、栗東入厩後順調に乗り込みを続けるフィフティーワナーですが、ここに来て新たな
的が登場。 出走枠ってやつです。
順調なら年明けの平安S(ダート1800)辺りを使いたいところだけど、賞金が足りなくて
出走できそうもない。
「なんで?G3も勝ってるなら賞金は充分でしょ」って思うとこだが現在のJRAの重賞出走条件は
「現在の収得賞金」+「過去1年間の収得賞金」
らしいです。
例えば未勝利、500万、1000万、1600万、G3と5勝してる馬がいるとする。
これだけ見るとワナーと同じ戦績ですな
ただ、この馬が全5勝を2007年に挙げているとする。
そうすると仮に5勝で得る収得賞金が1億だった場合
「現在の収得賞金1億、過去1年の収得賞金1億で2億」となるのに対し
ワナーは現在の収得賞金は同じ1億なれど、過去1年となるとゼロなんですね
だから合計1億。 どっちがレースに優先出走権利を持つのかは一目瞭然。
元々この制度は、いわゆる「上がり馬」を出走させて面白いメンバーでレースをやろう
っていうJRAの目論見で、いい面ももちろんあるんだけどワナーみたいに長期休養から
復帰した馬にはとても厳しいルール。
で、そんなワナーはダート戦だけに拘らず芝のレースにも矛先を向けてくるようで
1月27日の京都競馬(平安S・ダ1800m)
もしくは2月3日の東京競馬(根岸S・ダ1400m)に出走予定。
前出2レースへの出走が難しい場合は2月9日の東京競馬
(白富士S・芝2000m)に向かう予定。
と。
こういう形で芝のレースへ参戦するとは思っても見なかったけど、府中に来てくれるなら
30分電車に乗るだけで応援できるし、こっちとしても有り難い。
まぁ復帰戦は小倉だろうが中京だろうが見に行くつもりだったけどね